私立高校入試が終わり、あともう少しで公立高校入試となりました。毎年、この時期になると中学2年生の生徒に、
入試まであと1年あると思うな!
部活を引退してから本気を出すでは間に合わない!
と、檄を飛ばすのですが、初めはぽかんとして何のことだかわからないといった様子になります。
入試は3月だからあと1年あるはずなのになんで?
部活を引退してからでも夏休みから受験まで半年以上あるから大丈夫やで。
このような反応が毎年のように返ってきます。
受験校はどうやって決まるか知ってるか?
1学期 第1回実力テスト、第2回実力テスト、1学期期末テスト、
2学期 第3回実力テスト、2学期中間テスト、第4回実力テスト、2学期期末テスト
この7回のテストで受験校が決まる。つまり、11月末の2学期期末テストまでで受験校は決まってしまうということや。部活終わってからとか言ってたら半分受験終わってるで。しかも、今の内申点は絶対評価だから、テストの点数だけ良かったってあかんねん。提出物はしっかりと出したか、それも他の生徒よりもきっちりやってたか、答え写して出してもあかんで。授業態度はどうなのか、ノートはとってたか、全部合わせて成績は決まるねん。
実際に、○○先輩は社会の中間テスト100点、期末テスト98点やったけど、提出物が出てへんから、成績表は3やったんやで。
要するに、点数もとらなあかんし、提出物とかもしっかりやらなあかんってこと。でも、逆に考えると、実力がついてない人は、提出物を頑張ってやれば実力以上の成績がもらえることがあるってことや。大事なんは、コツやで。テストで点を取るためには何をしたらいいのか、提出物をよく見せるためには何をしたらいいのか、これが何かわかったら成績上がるねん。いつ気付くかやね。それが今回の学年末テストなのか、中学3年になってからなのか、その違いは大きいぞ!
このように話すと、生徒たちは頑張って勉強してくれます。成績を上げるコツは、どれもが単純なことなのですが、やる気がなければ続きませんし、とにかく時間がかかります。短時間でぱっと成績が上がるという魔法のような方法はありません。そのため、毎回の授業で学校の対策をし、そして定期テスト前に定期テスト対策ウィークを実施し、1週間毎日補習授業をしています。毎日、勉強をみることで、生徒たちも持続して勉強でき、私たちも生徒がわかっていないところがはっきりと見えてきます。子どもたちは一人ひとりわからないところも違えば、やる気が出るポイントも違います。インフィニティでは、それらの違いにしっかりと合わせて勉強させてあげることが大事だと考えています。家では勉強できない、一人では何を勉強していいのかわからない、中学1年生から勉強し直したい、それぞれ悩みは違うものですが、一つひとつどうすればいいのかを考えれば解決策は必ず見つかります。あきらめずにじっくりと取り組む姿勢が大事なんだと思います。
友田大介