おかあさんが思っているほど子どもたちはこどもじゃありません。
子どもたちだって、ちゃんとした考えがあって、それに基づいて行動をしているのです。
でもそれは、大人になってしまった私たちからしたら、浅はかで馬鹿げているように見えます。時に憤りを感じることだってあります。(確かに中には一時的な感情に流されて行動しているときもあるのですが…)
でもね、考えてみてください。
自分が中学生の時に何を思って何を感じ、そしてどんな行動をしたのか。
思い出したくても思い出せませんよね。
私たちは大人で、大人目線で彼らを見る。
彼らの発言や行動がわからない。
当たり前です。私たちは大人で、彼らはまだ成長過程の中ほどにいるんですもの。
体だって心だって半人前。
半人前の考えで半人前の行動をする。
半人前ゆえに、失敗し傷つき、悲しみ、悩み。
悩みがたくさんあって
解決策を探し一生懸命になる。
一生懸命だからたくさん考える。
その考えに基づいて行動する。
結果として良いか悪いかは別として。
私たちもそうやって大人になってきたんじゃないのでしょうか。
彼らには彼らの考えがあるんです。
彼らは大人になろうと必死で考えています。
必死で考えて頭をフル回転させている彼ら。
それでも私はそんな彼らとケンカしても負ける気がしません。
彼らとケンカして勝つのは当たりまえなんです。
私たち大人は、経験値という彼らが持ち合わせていない武器を持っています。
だからケンカするときにその経験値の分だけ、少し手加減してやってくれませんか。
もう少しだけほんの少しだけ、彼らと接するときに丸い心で接してあげてほしいのです。
いえいえ、私は子どもたちを叱らないでくださいとはいいません。むしろ叱ってください。私もお母さんたちに負けないくらい叱ります。
ただ叱るときに、少し考えてから叱ってほしいという話なんです。
それは、なぜかというと、
子どもたちがまだまだ子どもだからです。
悲しいかな、親に対しては特に素直な気持ちをいえないのです。
子どもたちがもっと素直な心で人と接することができたらいいのにな。といつも思います。
本当は素直にごめんなさいを言いたいし、本当は素直にありがとうを言いたい。
親には感謝だってしている、特にお母さんにはとっても。
でも。
言えないんです。ごめんなさいが。
言えないんです。ありがとうが。
本当は思っているんです。ごめんなさいもありがとうも。
頭ごなしに叱ってしまうと、彼らのごめんなさいやありがとうは裏に隠れて表にはでてきません。
私たち大人が優しく接すると、子どもたちはびっくりするくらい素直に接してくれます。
それは半人前ゆえにできる行動なんです。
そんなところもまだまだこどもなんです。
彼らは私たちが思っているほどこどもじゃなくて、でもこどもで。
私みたいな親になったことのない奴に何がわかるねん。
言われてもしょうがないとは思います。
でも私だから書けることかなと思い、書くことにしました。
お母さんたちが子どもたちを叱る気持ちがかなりわかります。
本気で子どもたちと衝突することもしばしばあるので。
でも、私は他人だから、子どもたちはまだ素直に自分の気持ちを表現してくれます。
親心のような心をもった他人。
私にできることは、お母さんと子どもたちに素直な気持ちで向き合ってもらうこと。
もちろん子どもたちにも何らかの形で私の思いを伝えようと思います。
おせっかいでごめんなさい。
このブログを読んで、少しでも共感していただけたのならうれしいです。
最後に、私が今日の記事を書くに至ったきっかけは。面談会なんです。
面談会でお母さん方とたくさん接し、話しているうちに、親っていいなぁ。
親ってこうも子どものことを考えるもんやねんなぁって思ったからです。
面談会に来てくださった保護者の皆様、またお電話でお話させていただいた保護者の皆様、ありがとうございます。あらためて親の大切さに気づきました。
面談会はいつでもやっております。お電話もいつでもお受けします。
何かあったら、いつでもご連絡下さい。
一緒に子どもたちについてたくさんお話しましょう。
7月20日火曜日 インフィニティあのね日記 松本飛鳥