中学生必見!知っておきたい内申点のからくり

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内申点とは、英語・数学・国語・理科・社会の5教科の評定(通知簿の成績)を4倍した点数と保健体育・美術・音楽・技術家庭科の4教科の評定を7.5倍した点数の合計点数のことです。満点は250点で、高校入試ではこれに兵庫県の共通入試の点数を250点満点に換算したものを合計して、500点満点で合否が決められています。そのため、中学校では、中間テスト・期末テスト・実力テストの結果を内申点の資料とし、実力テストを共通入試の資料と考えて、中3の12月に受験校の決定をしています。この受験校の決定では、実力テストで点数が足りていなかったとしても、入試までの数ヶ月での実力アップが考慮されるため、内申点が重視されます。つまり、中学3年生の1学期、2学期の内申点で受験校は決定されるといっても過言ではありません。

 

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 それでは現在の公立校はどのように内申点をつけているのでしょうか。

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 内申点は相対評価から絶対評価に変わり、評価基準が曖昧になっています。テストの点数で上位者から順に5,4,3といったように成績をつけるという単純なものではなくなってきています。現在の評価方法は絶対評価ですから、個人の能力の向上度合いが成績の向上と密接な関係があります。やる気があるのか、努力しているのかという点数では表せない部分の評価が見られるということです。授業態度が悪い、理由はどうあれ未提出があったとすると、テストで点数を取ったとしても成績の向上にはつながらない場合があります。実際に、塾生で社会の中間テスト100点、期末テスト98点にもかかわらず、評定3という生徒もいました。このことからもわかるように、内申点はテストで点を取ればいいというものではありません。内申点は定期テストの結果だけではなく、授業態度、提出物、ノートなども含めた総合的な評価です。だからこそ、日々の努力が大切ですし、内申点を上げるためのコツがわかっていないと勉強しているのに成績が悪いということになってしまうのです。

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友田 大介

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