魔法というと少し大げさかもしれませんね。でも実際にインフィニティでは、小学生がとっても集中して学習に取り組んでいます。もちろん、勉強好きの子もいますが、ほとんどの子が『勉強いややぁ』と言います。では、そんな彼らがどうして塾で集中してがんばれるのかを少し紹介します。
インフィニティの小学生個別対応コースでは、100点を集めると文房具などの景品と交換できるご褒美システムを導入しています。はじめは景品でつって勉強させるのはどうかと思っていました。こういう景品などのご褒美制度は一時的なヤル気につながっても、持続したヤル気にはつながらないからです。ただ、生徒の中には、一時間も集中が持たない子、宿題をまったくやってこない子、勉強する気がない子など、学習に対して消極的な子が多かったため、一時的なヤル気を出させるのを目的に、このシステムをスタートさせました。
スタートさせて気づいたことがあります。こどもたちにとって、100点をとるのはそう簡単ではないということです。『先生もう大丈夫!!自信あり!!』といってからテストを受けても、算数のテストでは小さなミスがあったり、漢字テストではもともと間違えて書き取り練習していたりと、なかなか100点をとることができませんでした。最初のうちはテスト中に、スーパーウルトラヒントをだしたり、間違いを指摘したりしないと、100点を取ることができませんでしたが、だんだんと自分の力だけで100点を取りたいと思うようになってきました。そこで、テストの前に、もう少し辛抱して見直しをさせたり、テスト勉強の仕方や、ワークのどの部分を見直しすれば得点できるのかなどを細かくアドバイスしました。テストを受けたあとは、必ず答案の見直しをするようにも言いました。他にも、一つの単元を3回繰り返し学習するなど、テストのためにたくさん努力するようになりました。その結果、多くの子が100点を取れるようになってきました。100点という点数は、子どもたちに自信や喜びを与えてくれます。100点だったときは、遠い席からでも大きな声で『先生、100点やったでぇ。』と報告をうけます。テストを受ける前の復習、テストを受けながら行っている見直しなど、小学生がなかなか満足にできないことをしっかりとがんばっていますので、そのぶん、喜びも倍増なのでしょうね。こうして、100点を集めて獲得した景品は子どもたちにとっては、ただのえんぴつや消しゴムではなく金メダルなのです。なかには、せっかく獲得した景品を使わずに大切においている子もいるほどです。
最後に、もう一つのご褒美システムについてお話します。さっき述べたように、景品などのご褒美は一時的なヤル気にしかつながりません。しかし、インフィニティの子どもたちはヤル気を持続させてがんばってくれています。それは、100点をとったらお父さん、お母さんから褒めてもらえるというもう一つのご褒美のおかげなのです。
ぜひ、塾から帰ってきた子どもたちに「今日は100点何枚とった??」と聞いてみてください。そして、一枚でも100点があれば、「よくがんばったね。」と褒めてあげてくださいね。
12月5日 金曜日 インフィニティあのね日記 松本飛鳥