先日読んだ新聞記事から。
地球全体は一つの巨大な磁石になっていますが、なぜその磁場(地磁気)が発生するのかというお話。
地球の構造は中心から順に主成分が鉄の固体コア・液体コア、岩石などで構成される下部マントル・上部マントルとなっています。
固体コアと液体コアの境界では高圧により液体鉄の一部が固体化し固体コア周辺に集まるため、液体コアの成分に濃度差が生じ対流が発生します。
この対流がコイルの役割を果たし、電流が流れて磁界が発生します。
コイル?磁界?中3生の諸君は気づきましたね?そう「電磁誘導」と同じ仕組みです。
さてこの磁場、地球上の生物を有害な太陽風や宇宙放射線などから守る働きもあるのですが、35億年前には存在したと確認はされているものの、固体コアができたのは約7~13億年前とのことでそれ以前の磁場発生のメカニズムは不明とされていました。
しかし近時、液体コアに含まれる二酸化ケイ素の結晶化によっても同様の対流…字数が。
あとは教室で記事を読んでね。
長峰中マスター教室 教室長:古田芳郎