何気なく聞いた曲が頭にこびりついて離れない、ということは誰しもあるはず。
「音」は人の記憶に残るものです。
2次方程式の解の公式や元素周期表、歴史の年号も係り結びだって、思えば字面よりも音(語呂合わせ)で憶えてしまっているはず。
そもそも今使っている言葉だって、字の書けないよちよち歩きの頃、聞いた言葉を繰り返し口にするところから身につけたもの。
英語の苦手な君、日本語を憶えた頃のようにとにかく口ずさむことから始めてみよう。
音さえ頭に入れてしまえば、そこから習ったはずの文法を、単語や熟語の意味を、思い出すのは案外簡単なことです。
だって人間、意味のないことを憶えるほど辛いことはないので、暗唱しながら文の意味も理解しているはずだから。
整序問題も適語選択も、頭の中の「音」を頼れば考えるより先に正解が浮かんできます。
暗唱で暗礁から脱出、というおやじギャグにて了。