標題は、中3 の国語の教科書に掲載された井上ひさし氏の「握手」に出てくる言葉です。
困難に遭ったなら焦ってはいけない、問題を細かく割って一つ一つ地道に片づけなさい、とルロイ修道士が主人公に語りかけています。
はて、最近どこかで読んだ台詞だな、と記憶を辿ると、君たちに読ませようとこの間仕入れた本の中に似たような言葉が。
身の回りのなんでもを研究したい小学生の男の子に父親が与えたアドバイス。
「問題を分けて小さくする・問題を見る角度を変える・似ている問題を探す」(森見登美彦「ペンギン・ハイウェイ」)1 番目はほぼ同じですね。
ついでに言うと困難は分割せよ、はデカルトの「方法序説」中にある言葉です。
偉い哲学者も修道士さんもお父さんもみんな口を揃えてこう言うということは、きっとこの言葉にはかなりの効用があるはず。
ふむ…小テストの絨毯爆撃で、苦手教科を克服してもら…あ、悲鳴が。