学習意欲の科学的研究に関するプロジェクト(仙台市教育委員会、東北大学)の調査・分析によると、携帯やスマホを長時間使用していると「いくら勉強していても成績が下がる」という結果が出たのだそうです。
1 日に2 時間以上勉強する子も30 分未満の子も、1 日の使用時間が1 時間を超えたところからほぼ同じ傾きで成績が下降していくグラフが出ていました。
また、目標意識(世の中の役に立ちたいなど)や知的探究心(知りたいと思うとじっとしていられない)と学力の関係をみると、それらの高い子供と低い子供とでは学年が上がるにつれて平均点の差が大きくなっています。
しじゅうスマホや携帯を触っている子は、ゲームで時間を失ったり、仲間内の世界に依存してそれ以外の世界に触れず、自分をはかるものさしを持てていないように思えます。
便利さとの諸刃の剣ですが、野放しにしない目配りが必要ですね。