現在、中学校の数学では論理や集合は指導要領から外されています。
基礎的な論理を中学生が理解しておくことは、数学に限らず全ての科目に使えるはずなのにもったいないなあと思ってしまいます。
例えば、
A. 昆虫は(ならば)無脊椎動物である。
B. 無脊椎動物ならば昆虫である。
中学では文の前半を仮定、後半を結論とまで学習しますが、この2つの文の構造を詳しくは学習しません。
A は正しいですが、B は、エビやクラゲは?と反論できますよね。
狭い条件p⇒広い条件q は正しい(真)が、q⇒p は正しくない(偽)とわかりました。
このp をq の十分条件、q をp の必要条件といいます。
昆虫であるといえれば十分無脊椎動物ですが、無脊椎動物であることは昆虫であるために必要な前提、ということです。
「例を挙げよ」の問いは十分条件で考え、「説明しなさい」は必要条件を使い絞りこんでいく、がコツ…
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