2 月は、私立高校入試、公立高校推薦入試、そして3 月には公立高校入試が行われます。
泣いても笑っても、そんなに多くの時間はありません。
しかし、一生懸命勉強しているのになかなか頭に入ってこない、覚えられないとパニックになっている人もいると思います。
実は、先生も暗記が苦手で、テスト前に覚えられなくて苦労した口なので、気持ちはすごくわかります。
大学のテストは、本1冊がテスト範囲というのが当たり前で、テスト前になって愕然とするなんてことはよくありました。
「今更まるごと1冊を暗記するなんてことは無理難題、どうやって勉強したらいいねん!」と思いながらも、
本を読み始め、1 章、2 章と進んで、半分近くまで読んだときに、ふと考えてみると
最初の方に書いてあったことはあやふやにしか覚えていない、このまま読み進める意味があるのか…
と思いながら読むけど結局なんだかよくわからないままにテストを迎えてしまう…。
そこで考えたのが、単純なことですが、章ごとにまとめプリントを作成することです。
大事だと思うところは線を引いたり、付箋をつけたりしておいて、読み終わってからまとめを作るようにしました。
この「読み終わってから」がポイントです。
読みながらまとめると、どれもが重要な内容に思えてしまい、まとめたつもりが「全くまとまっていない!」なんてことになってしまうからです。
最後まで読んで、何が一番重要なのかを理解してからまとめを作ると、コンパクトで、わかりやすく、後で覚えやすいプリントになります。
これを全ての章で作成し、それを何度も繰り返し読む、白紙に何も見ずに書けるかをチェックする、この流れが先生流のテスト勉強の基本です。
社会の教科書に線を引いただけで終わっていませんか?
問題を解いて、答え合わせをして、わかったと思ったところでやめていませんか?
そこでやめてしまうから覚えられないし、覚えたと思ってもすぐに忘れてしまうのです。
さらに忘れてしまって、見直そうと思ってもどこに書いてあるのかわからない、なんとか見つかったとしても、かなりの時間がかかると思います。
「なんだっけ?」と思ったときに、まとめノートがあると、すぐに思い出せるだけではなく、時間の無駄も省いてくれます。
入試前日にパラパラめくりながら、これだけ勉強したんだから大丈夫と思えるノートを作ってみませんか?
お守りを買うよりも、ずっと効果があると思います。
入試まであと少し、今からでも遅くはありません。
ぜひ試してみてくださいね。