【教えて!友田先生】将来の夢を進路につなげよう!

 中学3年生は12月の三者面談で私立高校、公立高校推薦入試の受験校が決定になります。中学2年生のみなさんにとってはまだ先の話のように聞こえるかもしれませんが、のんびりしているとあっという間に自分の番がやってきます。その時期になって慌てて志望校をどこにするかを悩むのではなく、今のうちから将来の夢に合った高校を考えておくことが大切です。そこで、今回のおたよりでは、中学2年生の女子生徒が学校での進路学習、最後の授業で書いた作文の紹介です。

「夢」
 「ラジオパーソナリティーになりたい。」私がこう思うようになったのは、今年の4月から5月、まさに休校期間のころだった。学校から送られてくるたくさんの課題をこなしながら、私はラジオを聞いていた。私の弟がテレビを見る権利を独占していたためである。パーソナリティーの人は、コロナウィルスで学校が休みになった時期から急にメッセージが増えたと言い、それらを紹介していた。あるリスナーは「ラジオ番組があるから毎日が楽しい」と送っていた。その時私は、ラジオパーソナリティーを志したのだ。
 進路学習が始まり、家で興味のある職業について調べてくることになった。職業新聞の時も利用したサイトで魅力や大変なこと、必要な技能などを調べた。すると、自分で前から考えていたことよりたくさんの事柄がわかった。声が商売道具のため、毎日の健康管理が欠かせないということや、様々なことに興味を持つ姿勢が必要であることなどだ。私は正直絶句した。どれも自分に足りないことばかりだったからだ。また、人柄が個性的でユニークであることも必要だった。私があこがれている人の言葉にこんなものがある。誰の言葉なのかわかる人にはわかるかもしれない。「個性は背筋だ。伸ばしていこう。」私は、リスナーに好かれるパーソナリティーになるために、高校に進学してたくさんの人と出会う中で個性を伸ばしていきたい。大学にも行って、神戸から離れた地域出身の人ともたくさん会って、もっと豊かな人間になりたい。
 担任の先生が何度も言っていた。大切なのは、夢を持つこと。些細な夢でもいい。夢で終わってもいい。母は、「あなたの何にでもチャレンジしようとする姿勢はすごく素晴らしいと思う。」と言ってくれた。難しいことでも、とりあえずやってみる。ラジオパーソナリティーが夢でなくなっても、何かに挑戦してみる。進路学習を通し、私はこの姿勢をずっと大切にしていきたいと思った。

【教えて!友田先生】勉強の基本って何だろう?

 「勉強の基本は何だと思いますか?」と聞かれたらみなさんはどうこたえますか?今まで考えたことがある人は何かしらの答えが出るのですが、全く考えたことがない人にとっては難しく感じるかもしれません。一度自分で考えて答えが出ている問題はすぐに答えられるのですが、今までに考えたことがなかったり、ちょっと聞いたことがあるくらいだとなかなかすぐには答えることができません。もうわかったと思いますが、勉強の基本は「自分の力で考えること」です。

 なんだ当たり前のことやん!と思ったかもしれませんが、テスト前に問題集を解いて、わからなかった問題の間違い直しをして、もう大丈夫と思ってテストを受けたはずなのに点数が取れないという人は本当の意味で自分の力で考えることができていないことが原因です。調べたり、人に聞いたり、答えを見たりして、理解したと思っていても自分の力でできたわけではないので、本当の意味で自分の力にはなっていません。だから、そのままテストを受けると勉強したはずなのに点数につながらないということになってしまいます。

 それではいったいどうすれば点数につながると思いますか?答えは、もう一度解き直すことです。自分の力で解けるか確認すればいいのです。いやいや、そんな当たり前のことわざわざ言われなくてもわかってるって思った人、本当にわかっていますか?ちゃんと解き直しをして自分の力にできていますか?わかっていてもできないということは、自分の力で考えてたどり着いた答えではないからです。実際にやってみて効果を実感して、続けてやれるようになる。これが自分の力になるということなのではないでしょうか。

【教えて!友田先生】上手な休憩時間の取り方

 みなさんは、勉強して休憩をした時どうしても休憩が長引いてしまうということはありませんか?せっかく勉強する気になっていても休憩時間をうまくとらなければ、集中は続きません。今回は「上手な休憩時間の取り方」について話をしていきたいと思います。

 みなさんは休憩時間に携帯をいじったり、マンガを読んだりして、あっという間に時間が過ぎてしまったという経験はありませんか?あっという間に時間が過ぎるというのはとても集中している状態で、これでは勉強よりも休憩時間に集中力を発揮してしまうという本末転倒な結果といえます。ですから、音楽を聴くとか、トイレやお茶休憩をするくらいにして、10分から15分を目安に休憩をとるようにして、休憩が長引かないようにしましょう。

 次に考えなければいけないことは、休憩をとるタイミングです。集中が切れたら休憩するのでもいいのですが、ある程度の時間割は必要です。例えば50分で数学が終わったら10分休憩しようといったように、勉強を始める前に計画を立てておくようにするとスムーズに勉強することができます。また、勉強中はキッチンタイマーなどを使って時間を計りながら勉強すると集中力がアップします。この問題を5分で解けたら1分休憩しようといった様に休憩を自分のご褒美として使っていくのもいいかもしれません。時間を気にしながら勉強する習慣は、集中力をアップさせるだけではなく、効率よく勉強する上で欠かせない要素です。試しに英単語20個覚えるのに何分かかるか時間を計ってみましょう。いつもより集中できることに気づくはずですよ!

【教えて!友田先生】友田式暗記術

 今となってはむかしのことですが、私が受験のときに悩んでいたのは、なんとなくわかったと思っても言葉にして説明することができない、覚えたかなと思ってもすぐに何だっけってなってしまうことです。せっかく時間をかけて勉強したのにあの時間はいったい何だったのか…とよく落ち込んでいました。そこでたどり着いた解決策が、「学習の最後に何も見ずにまとめを作ること」です。これが意外と難しいのです。勉強したばかりだから覚えているだろうと思っていても、いざ書こうとしたらなかなか思いだせないのです。そこで、勉強したテキストやノートを見直して、あーそうやったとか言いながらまとめていきます。これでもう覚えたかなと思ったのですが、寝る前にもう一度チェックしてみるとまた忘れてしまっています。(さすがに全部ではない。)そこでさっきのまとめをもう一度見直してから寝ます。そして次の日の朝、さすがに覚えているだろうと頭の中で思いだそうとしてみるとだいたい覚えられていたのです。それでもまだ不安だったのでお昼間にもう一度チェックしてみると今度は完璧に覚えられていました。

 人によって覚えるのにかかる時間は違いますが、時間がかかったとしても完全に覚えられるまで何度も繰り返すしかありません。ただ、そろそろ忘れたかなーっというタイミングでチェックすることが大切です。実は思いだそうとすると、脳内でさまざまな化学反応が起こって記憶を保持する力が高まるそうです。見て覚え直すだけではなく、覚えたことを思いだす作業に学習時間の大半をあてることで、学習効率が最大限に高まります。覚えるのが苦手な人はこのやり方を試してみてください。ひょっとするとできるようになるかもしれませんよ。

【教えて!友田先生!】夏休みにやっておきたいこと!

 中学3年生のみなさん!受験生にとって「天王山」と言われる夏休みがやってきましたね。今年はコロナウィルスの影響で夏休みが短くなっていますが、この時期にどれだけ勉強で来たかで2学期以降の成績が大きく変わることに違いはありません。「せっかくの夏休みだし、ちょっと遊びたいな」と思う気持ちはわかりますが、ぐっとこらえて勉強に集中しましょう。

 さて、今回の夏休みでやっておきたいことは何でしょうか?1,2年生の復習、苦手科目や単元の克服、実力強化のための応用問題演習などいろいろと考えられると思いますが、実は先生のお勧めはこの中にはありません。先生のお勧めは、「2学期の予習」です。兵庫県公立高校入試で重視される内申点は2学期に行われるテストや提出物、授業態度などで決定されます。この内申点が志望校の基準に足りていなかった場合は受験できないことも珍しくありません。そうならないためには2学期の学習内容を今のうちに予習しておくことが一番です。特に今年はコロナウィルスの影響で例年よりも学校の進度が早く、しっかりと身につかないままにどんどん授業が進んでしまっているため、4月、5月の休校期間にちゃんと予習をしていたかどうかで既に大きく差がついてしまっています。これと同じことが2学期にも起こらないとは言い切れません。ただし、2学期の予習だけをしなさいというわけではなく、もちろん1学期の復習をはじめ、苦手単元の克服もできる限り進めておく必要があります。平日は2学期の予習をメインにして、土日に復習をするといったように曜日で分けて、勉強の計画を立ててみるのもいいかもしれませんね。

【教えて!友田先生!】系列位置効果

 みなさん、こんにちは。遂に学校が本格的に始まり、何だか急に忙しくなったなと感じている人も多いのではないでしょうか。時間がないときは、勉強の効率を上げるのが一番です。今回は「系列位置効果」というお話しです。ぜひ参考にしてくださいね。
 みなさん、英単語などの暗記をしている時に、初めと終わりに覚えた単語は思い出しやすいなと感じたことはありませんか?これは「系列位置効果」といって、情報の最初と最後は覚えていても、中間は忘れやすい現象のことをいいます。最初の情報を覚えていやすい初頭効果と、最後の情報を覚えていやすい新近性効果が関連しています。詳しい説明は省きますが、自分の苦手なもの、覚えにくいなあと感じることは、最初か最後のほうに覚えるようにすると効率よく覚えられるということになります。
 この効果を単語の暗記といった短時間の勉強だけではなく、1日の勉強の流れに当てはめて考えてみましょう。まず、勉強する科目の順番です。毎日同じ順番で勉強していると決まった科目の記憶が残りやすくなるため、得意、不得意科目ができてしまいます。そこで「勉強する科目の順番を毎日変える」ようにすれば、いろいろな科目をもれなく覚えられます。また、一回の勉強の流れを、前日の振り返りテスト→テキストを読み込む→重要な語句のテスト作り→作ったテストをする→翌日以降に再度振り返りのテストといったように、効率が悪くなる中間の勉強を作業系の学習に当ててやることで効率よく学習できます。今回の「系列位置効果」を頭の片隅において、勉強頑張ってくださいね!

【教えて!友田先生!】ザイアンス効果で成績アップしよう!

 みなさんは「ザイアンス効果」というものを知っていますか?アメリカの社会心理学者であるザイアンスによって提唱された、ある刺激に何度も接することによって、その刺激に対して親近性が高まり、好意が増加するという理論です。要するに、何度も見たり聞いたりしていると、だんだん好きになっていく効果のことです。例えば、テレビのCMなんかで最初は気にしていなかったものが、毎日見るようになると気になり始め、「面白そうだな」「ほしいな」「行ってみたくなった」と思った経験があると思います。

 これは勉強でも同じことが言えます。もともと知っていた内容と関連することを学校や塾で見聞きしたら、「あっ、それ知ってる!」といつもより興味を持って授業に取り組むことができたことってありませんか?そう考えると日頃から日常生活の中で様々な知識に触れておくことがとても大切なことがわかりますね。スーパーの野菜売り場でピーマンの産地を見たり、どこの国からどんな果物が輸入されているのかを見たりするだけでも地理の勉強をする時にきっと役に立ちます。その他にも、空を見上げれば星・太陽・天気、台所を探せば酢酸・重曹など、学校で習う理科の要素はたくさんあります。日々の生活の中で何気なく見過ごしてしまっているものを今よりも少しだけ気を付けてよく見てみるだけで、そこで得た知識はいずれ今後の学習につながっていきます。

 今回は「ザイアンス効果」についてお話ししましたが、みなさん参考になりましたか?そんな効果があるんだと思って、ちょっと意識をして生活をしてみてくださいね。

【教えて!友田先生】4月から中学校の教科書が改訂されます!

 現在10年に一度の大幅な学習指導要領の改訂が行われています。その目的は社会の変化や技術の進歩への適切な対応です。IT技術の進歩、グローバル化、科学技術の発展に伴う倫理的問題、持続可能な社会への移行。近年の社会の変化にあわせて子供たちは「考え方や文化の異なる人々ともコミュニケーションができる力」や「正解がない課題の答えを見つける力」を身に付けていかなければいけません。そこで重視されるのが「思考力・判断力・表現力」の育成や主体的な学びです。これらの目標達成のためにさまざまな教科書の改訂が行われているのです。この教科書改訂は段階的に行われており、2020年は小学校、2021年は中学校、2022年からは1年ごとに高校1年生から高校3年生まで改訂が行われ2025年に大学入学共通テストが本格実施される予定です。

 そこで気になるのが、今年行われる中学校の教科書改訂です。中学校の教科書が変われば、学校の授業や内申点の評価ポイントも変わりますし、もちろん入試問題の傾向も変わります。何も考えずに今までと同じようにやっていたら成績が下がってしまったなんてことになりかねません。何が変わるのかのポイントを押さえて、その対策をしていきましょう。

 新しい教科書で一番大きく変わるのは、英語です。新学習指導要領では中学卒業段階で今までは英検3級を目標としていたのに対して、英検3級から英検準2級の習熟度を目標となります。そのため、今まで高校で学習していた仮定法や現在完了進行形、原型不定詞や感嘆文などの難しい単元が中学校の教科書に加わることになり、教科書のページ数が増加します。さらに従来までは1200語程度だった英単語が、小中合わせて2200語から2500語と倍増になります。かなりの学習量の増加になるのですが、英語の授業時間数は今までと変わらないので、単純に授業スピードが早くなり、宿題の量が増えることが予想されます。また、4技能5領域[聞く・読む・書く・話す(やり取り・発表)]の強化もされているので英語での発表など「即興力」を身に付けることも求められます。正直に言ってこれからの学習量がどれだけ増えていくのかは実際に始まってみないことにはわかりませんが、現段階で学校の授業についていけない人は早急に復習を、未だに家庭での学習習慣が無い人は学習の習慣化を行ってください。今年の春に行われる教科書改訂は今までの常識を大きく変えるものになりそうです。今からその準備をしていくようにしましょう。

【教えて!友田先生】ちょっと先のことを考えてみよう!

 成績を上げていくために大切なことは、勉強する前に学ぶべき内容や項目をおおまかでもいいので把握しておくことです。すると、「○月まではこの項目に集中していい」「来年までにここまで到達できればいい」というように、おおまかなスケジュールと学ぶべき流れをつかむことができ、気持ちを楽にして勉強をつづけることができます。

 これはテスト勉強に当てはめてみても同じことです。何も考えずに、とりあえずテスト範囲を一から順に勉強していくと、勉強の途中で試験日が近づいてきてしまい、テキストの後半が駆け足になって、中途半端な理解でテスト当日を迎えるなんてことになってしまうこともありえます。あたりまえですが、試験勉強は冒険ではないので、行き当たりばったりではうまくいくはずがありません。でも、テスト勉強をする前にいつまでにどの科目を終わらせるかの大まかな流れが頭に入っていれば、何をどのように勉強するかの計画が立てられるので効率よく勉強していくことができます。

 また、先の学習の流れがつかめていると、今学習している内容と他の内容のつながりに気づくことができるので、バラバラな内容を勉強しているのではなく、全体を一つの大きなストーリーとしてとらえることができて理解を深めていくことができます。この今までバラバラだと思っていた知識がつながっていく経験は、自分の世界をどんどん広げてくれ、勉強を本当に楽しいと思わせてくれることにつながります。先のことに今までよりも少し意識を向けることで、成績を上げていきましょう!