学校で塾で、みんなが日々格闘している「問題」には、必ず「正解」があります。
基本事項を理解し憶え、また解き方の道筋を知ってしまえば必ず答えにたどり着きます。
ところが皆さんが大人になって学校を離れると、「正解のある問題」というのはごく限られた場合にしか出てきません。
出くわすのは、正しいかもしれないしそうでないかもしれないという答えが出てくる、もしくは答えなんてあるの?というややこしくも悩ましい問題ばかりです。
そんなとき、君の出した答えが正しいかどうかは、「筋道が立っているか」「誰が見てもそうなるか」が役に立ちます。
思いこみで答えを出すと痛い目に合うのは、テストでも社会に出てからも同じです。
正確な知識を使って筋道立てて客観的に考える、という訓練を今みんなはしているのです。
いやいや俺は運と度胸で、私は愛嬌で乗りこえるから大丈夫?!
それはそれで才能だけどなあ…。