魚崎教室では毎回授業の前に英単語の小テストをやっています。
今日も“英単語勉強してきたか?”と聞くと“うん。今日は10回ずつ書いてきた!”と意気揚々と答えが返ってきました。
小テストとはいえちゃんと意識出来ていて勉強してきていて偉いなぁ。と思っています。
でも、ただ書く事が目標になっていないか少し心配です。
何事にも目標があってそのための手段を考え実行していく訳ですが、時折手段が目標になってしまう事があります。
勉強ではそれが顕著に表れます。
例えば、学校のワークをやったから勉強した。と言ってくる生徒がたまにいます。
ワークを反復するのはものすごく大事です。ですが、ワークをやる事が目標になってはいけませんし、ただやったから勉強になった訳でもありません。
解けなかった問題が何故解けなかったのかを考え、解ける様になるにはどうすれば良いのかを考えて行動を変える事が必要です。
前述の英単語もただ10回書いたからではいけません。
確かに最近の小テストの平均点は上がっています。
でも本音を言うと何が出るのか解っているテストですから満点を目指して欲しいのです。
書くだけではなくてそれを活用してみる。
日本語の文章と混ぜていいので短文を作ってみる。
例えば≪今日は部活で野球のpracticeをした。≫という様に。慣れてくれば文法も英語風に≪私はpractice野球を部活で。≫なんて風にレベルを上げるのも良いですね。
目標は覚える事ですが、実はそれも手段で本当の目標は使いこなせる様になること。
意味が解っていても活用できなければ意味がありません。
勉強も本来は手段にすぎません。
ただ、どんな目標にもつながる大きな手段だと思います。
どうしたい?
まずは目標
立てましょう
教室長 松村承樹