みなさんは「ザイアンス効果」というものを知っていますか?アメリカの社会心理学者であるザイアンスによって提唱された、ある刺激に何度も接することによって、その刺激に対して親近性が高まり、好意が増加するという理論です。要するに、何度も見たり聞いたりしていると、だんだん好きになっていく効果のことです。例えば、テレビのCMなんかで最初は気にしていなかったものが、毎日見るようになると気になり始め、「面白そうだな」「ほしいな」「行ってみたくなった」と思った経験があると思います。
これは勉強でも同じことが言えます。もともと知っていた内容と関連することを学校や塾で見聞きしたら、「あっ、それ知ってる!」といつもより興味を持って授業に取り組むことができたことってありませんか?そう考えると日頃から日常生活の中で様々な知識に触れておくことがとても大切なことがわかりますね。スーパーの野菜売り場でピーマンの産地を見たり、どこの国からどんな果物が輸入されているのかを見たりするだけでも地理の勉強をする時にきっと役に立ちます。その他にも、空を見上げれば星・太陽・天気、台所を探せば酢酸・重曹など、学校で習う理科の要素はたくさんあります。日々の生活の中で何気なく見過ごしてしまっているものを今よりも少しだけ気を付けてよく見てみるだけで、そこで得た知識はいずれ今後の学習につながっていきます。
今回は「ザイアンス効果」についてお話ししましたが、みなさん参考になりましたか?そんな効果があるんだと思って、ちょっと意識をして生活をしてみてくださいね。