「彼を知り己を知れば、百戦危うからず(敵の実力を知り、自分の実力を知れば百回戦っても全て勝つ)」。
非常に有名な言葉ですが、これには続きがあります。
「彼を知らずして己を知れば一勝一敗す(相手の実力を知らず、自分の実力を知っていれば一度勝ち、一度敗れて引き分ける)、彼を知らずして、己を知らざれば戦うごとに必ず敗れん(相手の実力も知らず、自分の実力も知らないと何度戦っても必ず負ける)。」
皆さんにとってここでの「己」とは自分の学力です。
学力を磨くことに余念がない人は多いと思いますが、秋のうちから、ここでの「彼」こと入試問題の傾向や時間配分にまで気を配って勉強している人は多くないと思います。
受験は一度きりなので一敗した後に一勝して取り戻すことは出来ません。
学習する上で入試問題の傾向は常に念頭に置きましょう。