松本家の母

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 うちの母は、気が強く、意思も強く、そして自分にも子どもにも厳しい人です。、

 私が子どもの時は、私の間違った意見が通ることなんてありませんでした。

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 「ピアノの練習しとらんし、行きたくないなぁ。」

 と思って、

 「お母さん、今日ピアノ休んでいい??」

 と聞くと、

 「あんたはなんばいいよっとね、自分がやりたいって言って、始めたことやろ。いかんとやったらやめなさい。」

 と渇を入れられ。

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 バレーボールの練習にいかずに、友だちと遊んでたら、

 「自分で決めたことやろ。ちゃんとできんとやったら、やめなさい。」

 と冷たく言い放たれ。

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 私がやりたいと思ったことは反対せずに何でもやらせてくれる母でした。

 そのことは今でも感謝しています。

 ただ、やらせもらえたのはいいのですが、「やるからにはちゃんとやれ。」主義の母でした。

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 そんな母に育てられた私は、

 「今日は子どもが休みたいと言っているのでお休みさせます。」

 という欠席連絡が、どうしても腑に落ちないんです。

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 やりたくないときは無理してやらなくてもいい。

 そうでしょうか??

 テレビが見たいから、お友達と遊びに行きたいから、宿題ができてないから。

 子どもが「行きたくない」と言っている理由が何か考えてください。

 そんなに、心の負担になるような理由ですか??

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 もし、子どもたちが心の中で「今日しんどいしいややなぁ~。」と思ってたとしても、

 塾にきたら、意外と楽しかった。意外とすっきりした。

 となるもんなんです。

 最初の10分の我慢で、残りの90分を充実したものにできます。

 この90分は、一つの単元をマスターするのに十分すぎる時間です。

 

 

 そこで保護者の方にお願いです。

 子どもたちが、「今日塾休んでいい??」

 と聞いてきたら、「なんでなん??」

 と聞いてみて下さい。

 そしてその理由が、ちょっとしたことなら、「行きなさい。」と言ってください。

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 そのやりとりで子どもたちの能力は伸ばせるはずなのです。

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10月29日木曜日 インフィニティあのね日記 松本飛鳥

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