林檎畠の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ
島崎藤村の『初恋』の第4連です。中3生の国語で学習しますが、私はこの部分が一番好きです。何回読んでも、この部分に胸がキュンとしてしまいます。
今日3限の時間に「先生、小学校のとき、好きな人おった??」と聞かれました。
「おったよ。小3の時からずっとその人のことが好きやってん。」と言ったら、
「今でも好きなん??」と聞かれました。
微笑ましいですよね。きっと、小学生の彼女たちは、まだ『初恋』の第4連を理解することができないんでしょうね。彼女たちが大きくなって、この詩を理解できるときがきたら、「今日の出来事を話してあげたいな。」と思います。
12月9日 火曜日 インフィニティあのね日記 松本飛鳥