うちの塾にはいま、“かぜひきさん”が2人います。
友田先生でしょ、松本先生でしょ。
『ってか、お前もか!!』。って思わず突っ込みそうになりますね(笑)
流行ってるんですかね??確かに生徒の中にも、ちらほらコンコン咳をしている子を見かけます。
風邪が流行ってくると、ばあちゃんを思い出します。
ばあちゃんは自分の健康にも、家族の健康にも気をつかっていて、私がちょっとでも咳をしたりすると、「こいば(これを)、飲まんね。こいば飲んだら、すぐ治っけん(治るから)。」といって、ビンを差し出してきたものです。
中には、とろりとした液体が入っていて、得体の知れない物体が浮かんでいました。「なんこい(何これ)??」ときくと、「大根たい。」と教えてくれました。
明らかにおいしくなさそうですよね。ところがどっこい、おいしいんです。その秘密は、とろりとした液体に隠れていました。その正体ははちみつ。思ったよりもおいしかったので、「風邪かな??。」と思ったら、ばあちゃんに言って、スプーン一杯分けてもらうようにしていました。
一人暮らしを初めてから、のどがイガイガすると、あの風邪薬を無性に飲みたくなります。「あれって、どうやって作るんやろう??」と思ったので検索してみたら、“大根あめ”だったことが判明しました。
“大根あめ”の作り方は、
①大根を皮をむかずに、1センチの角切りにします。
②ふたのついたビンに大根をいれ、はちみつを大根がかぶるくらいまで注ぎます。
③一晩置くと、大根が一回りちいさくなって、上のほうに浮かびます。そしたら完成です。
と、とても簡単。さらに、この“大根あめ”がどうしてのどのイガイガに効くのかもわかりました。
大根に含まれる酵素は、のど粘膜の炎症を押さえてくれる効果をもっているらしく、さらに、はちみつには殺菌・消炎効果が期待できるそうです。
昔の人ってすごいですよね。絶対に、大根やはちみつの成分なんて知らなかっただろうに。
明日、朝から買い物にいって、大根を買ってこようと思います。ひさしぶりにばあちゃんの味と再会できそうで、ちょっとワクワクしています。
11月17日 月曜日 インフィニティあのね日記 松本飛鳥