インフィニティだより

インフィニティだより Vol.236|2023年3月

Contents

■ 授業スケジュール(2023年3月度)

■ 教えて!友田先生!「ベストな復習のタイミングとは?」

■ 六甲本部教室「覚え方がわかりません。どうしたらいいですか?」

■ 鷹匠中マスター教室「ただ楽しんだらいいのに」

■ 長峰中マスター教室「審査される側」

■ 王子公園教室「今年度もお疲れさまでした。」

■ 学文教室「自分を信じて、夢をつかもう!」

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4休校日
土曜特訓(六甲本部教室、学文教室)
5休校日
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9高校入試ファイナルBターム 終了
10【公立高校入試】
11休校日
12休校日
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243月度平常授業終了
25休校日
26休校日
27◆春期講習
28◆春期講習
29◆春期講習
30◆春期講習
31◆春期講習

2023年度(2023年4月~2024年3月)の年間スケジュールはこちらからご確認いただけます。

ベストな復習のタイミングとは?

 「定期テストの1か月前からテスト勉強を始める!」と言われたら、みなさんはどう思いますか?「よしがんばるぞ!」と取り組むものの、ほとんどの人が「そんなに前から勉強しても忘れてしまうから意味ないのでは、、、」と思うのではないでしょうか。人は忘れる生き物ですから、それも当然のことです。それでは、どれくらいの間であれば記憶を保つことができるのでしょうか。

 みなさんはエビングハウスの忘却曲線を知っていますか?これは1880年代後半にドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが実施した実験結果です。エビングハウスは、時間経過にともなう記憶の変化や、人間における忘却のメカニズムの研究を行なっていました。そこで分かったのが次の通りです。

 覚えたことは、20分後には42%忘れる、1時間後には56%忘れる、9時間後には64%忘れる、1日後には67%忘れる、2日後には72%忘れる、6日後には75%忘れる、31日後には79%忘れるというものです。

 つまり、1か月後には約8割も記憶から失われることになります。これでは1か月前にテスト勉強を始めたとしてもほとんど忘れてしまうことになるのであまり意味がないと感じるのも無理はありません。ただし、これは全く復習をしなければということです。復習をタイミングよく入れていくことで記憶は元に戻ることがわかったのです。それが以下の通りです。

 「学習した後24時間以内に10分間の復習をすると、記憶率は100%に戻ります。次回の復習は1週間以内に、たった5分すれば記憶が復活します。そして、次は1か月以内に2~4分復習すれば、また記憶はよみがえります。」

 寝る前に復習、次の日に復習をしてから次に取り組む。そして、その週の終わりに覚えているかどうか確認。そしてテスト前にもう一度やり直す。復習にかかる時間はどんどん短くなっていくので、テスト前日にたくさんの科目を一気に復習することもそこまで難しいことではありません。

 1か月前からテスト勉強をする意味が分かったと思います。なんとなく勉強するのではなく、少し忘却曲線を意識して勉強してみてください。きっと今までよりも成績が上がるはずです!

覚え方がわかりません。どうしたらいいですか?

 「テストをするから覚えてきましょう!」と言われても、「どうやって覚えたらいいのかわかりません!どうしたらいいですか?」この様な質問を受けることが度々あるのですが、確かに学校では覚え方の授業はないので人によって大きく差が出てしまうところではあります。そこで、今回は「覚え方」について先生が学生時代に実際にやっていた覚え方を紹介していきます。

 初めは、覚えたいことをずっと見たり、書いたりしていたのですが、なかなか頭に入ってこないし、覚えられたのかどうかもよくわからないので少し工夫をするようになりました。そこで、「自分でテストを作って、できるようになるまで繰り返す」ようにしてみました。すると、テストを作っている段階で意外と頭に入ります。そして、テスト形式で何度も繰り返していくことで覚えられたかどうかがわかり、それがやる気につながっていきました。このやり方にたどり着いてからは、そこまで暗記が苦手に感じることはなくなりました。ただ、テストを作るのにはそれなりに時間がかかるので、学校の授業ノートを書くときにテスト形式にしながら書いてみたりと、常日頃からどうやってテストを作るかを意識していました。

みなさん、参考になりましたか?まだやっていないという人は、ぜひ一度試してみてくださいね!

塾長 友田大介


六甲本部教室からのお知らせ

  • 高校受験コースの土曜特訓は、3/4(土)に開講いたします。
  • 3月の平常授業は、2/27(月)から3/24(金)までとなります。
  • 春期講習は、3/27(月)から4/7(金)までの期間となります。
  • 新年度は、4/3(月)から始まります。

ただ楽しんだらいいのに

 私は昭和生まれの平成育ち。ゲーム機でいうとスーファミやゲームボーイがドンピシャな世代。うちは3人年子で、私が一番お姉ちゃん。下に弟二人。そんな兄弟構成もあってか、小学校低学年でファミコンがうちにやって来た時、ファミコンは2コンだし私はゲームにそこまで興味がなかったしで、ゲーム好きの弟2人に譲る形になったのであろう。否、私は何においてもセンスがない。初めてやることにはめっぽう弱い。もしかしたら、私も最初はやりたかったのかもしれないけど、弟に負けるのが嫌でやらなくなったのではないかと推測する。そのまま月日は流れ、ゲームにはほぼ触れず大人になった。ゲームの何が楽しいのか分からないまま大人になった。

 だから、生徒がテスト対策中などにゲームがやりたーいとか叫ぶ気持ちがあまり分からない。やるなとは思わないが、やるなら自制してほしいと思う。

 新中1の中学準備講座での授業中、なんかの話で「先生はゲームしますか?」みたいなことを聞かれた。

 そもそも、ゲームって何の役に立つの?時間だけがすぎていくだけで、何も得られないのでは?そう思っているから、上達もしないし好きにもならない。だから面白くない。ゲームはしない。

 こんなことを言ったら、とある生徒が

 「ただ楽しんだらいいのに」

 そんなことを目をキラキラさせて言ってきたのである

 人生何周目?

 私の悪いところだ。何にでも意味を求める。出来ないことややりたくないことは理由をつけてやらないでいいように自分を納得させる。私の悪いところ。というよりも、人はみんなそんな傾向があるのではないかと思う。(生徒の勉強する姿を見ていると特にそう思う。)

 意味なんていらない、意味なんて考えずただ楽しんだらいいのだ。たとえそれがどんな状況でも。(そう、娘がスーパーの床でイヤイヤゴロゴロし始めたとしても…)

 楽しむことは大事なこと。

 入試直前で教室の中には緊張した空気が流れているが、この状況楽しんでいこーぜっ。と中3生に伝えたい。

教室長 松本飛鳥


鷹匠中マスター教室からのお知らせ

  • 3月の平常授業は、2/27(月)~3/24(金)までとなります。現学年での授業になります。
  • 春期講習は、3/27(月)~4/7(金)までの期間となります。
  • 新年度の平常授業は、4/3(月)から始まります。
  • 3/27(月)~3/31(金)は春期講習のみ、4/3(月)~4/7(金)は平常授業+春期講習の授業になります。3/27(月)から新学年の授業になります。
  • 後日別紙を配布致しますので、ご参照ください。

審査される側

 先に言っておきます。中3生の諸君、卒業おめでとう。中学生活はどうでしたか?大いに楽しんだ人は良かったです。高校生活はもっと楽しいですよ。楽しくなかった人は、3年間よく耐えました。頑張りましたね。自分を誇ってください。

 今、9年間の義務教育を終えました。9年間の中でずっと、通知表、内申点という形でずっと皆は「審査」されてきました。成績や、生活態度や課題提出、先生の印象で自分という人格が1〜5の中で点数化される。いらだちやストレスを感じたこともたくさんあるのではないでしょうか。

 しかし、残念ながら、この先ずっと君らは「審査」される。君らだけでなく、周りの大人も全員、「審査」される立場にあります。例えば、これから先、待ち受ける「審査」は大学受験。バイトの面接、就職活動、オーディションなど・・・。しかも、それは学校の内申点で4や5を取るよりもずっと厳しいのです。5段階で評価してくれるなんてまだましかもしれません。もう少し大人になると「合格」「不合格」か。それだけ。不合格にしても何のアドバイスもなし。仏も神もありません。

 頑張っても頑張っても、死ぬほど頑張っても結局ダメだった、という時がいつか来ます。その時は相当落ち込みますが、必ずしも自分に原因があるとは言えません。もっとすごいライバルがいたかもしれないし、審査する側の希望と何か合わなかったのかもしれないし、色んな要素が絡みあって結果が決まります。努力の過程も見直すのも大事ですが、要するに運要素もあるということです。

 死ぬほど頑張ってもダメだった時、普通、落ちるところまで落ち込みます。いわゆる、挫折です。でも、落ち込んだ時はとことん落ち込んで良い。大事なのは、落ち込んでからの”次”です。

 留学中、師匠に「ダメだった時ってどう切り替えるんですか?」という質問をしたと思います。師匠は・・・

「OK, Next. That’s it.」(うん、次。それだけだよ)

と言いました。

 自分にも、何度挑戦してもダメだった時期がありました。その時は落ちるところまで落ちましたが、少しずつ切り替えて、次のステージへ向けて自分なりに頑張ってきました。

 人生で「4」や「5」を取る必要はありませんし、取れません。しかし、それでも大丈夫だということです。「1」を取ったら切り替えて、次に行けば良いのです。

 ハリウッド俳優のロバート・デニーロはあるアメリカの大学の卒業式スピーチでこんなことを言っていました。

 I know you’re gonna make it, all of you.
(皆さんは必ず上手くいくと確信しています。)
 Break a leg!
(幸運を祈ります!)
 Next!
(次へ!)

司馬隆行


長峰中マスター教室からのお知らせ

  • 3月平常授業 2/27(月)〜3/24(金)
  • 春期講習 3/27(月)〜4/7(金)
  • 新年度の平常授業 4/3(月)より開始します

今年度もお疲れさまでした。

 今年度もやっと一年間が終わります。これを書いている時点及び配信される時期は公立入試直前で絶賛ひりつき中なのですがこれももうすぐ終わります。今受験勉強で毎日頑張っている受験生の皆さんは3月10日の入試本番を終えるとものすごい解放感に包まれると思いますがそれは我々も同じです。テスト前日にやれること、やるべきこと、こちらにできることを全てやりつくし、「あとは頑張ってこい!」で送り出したあとは解放感と喪失感に包まれます。単純接触効果という言葉が示す通り、2学期の期末テストが終わって受験モードに突入してから、もしくは去年の4月に中3になって授業時間が増えてからなのか分かりませんがずっと教室で顔を合わせていた皆ともう同じ時間を過ごすことがないと思うと湧き上がるあの感情を形容する言葉は喪失感が最も適していると思います。

 しかしその感情はあっという間にかき消されます。一年が終わるということは次の一年が始まるということ。今年の受験生はどれぐらい頑張ってどれぐらいの成績を残しどれぐらいの高校に進学できたのか。今年の入試問題は過去の問題に比べてどうなっているのか、難易度は変わったのか新しい出題傾向はみられたのか、直前に行った予想はどこまで正解していたのか。この一年間を総括し、次の世代によりよい進路を、彼らの希望が叶い目標を達するためにはどうするべきなのか、そのようなことを考える時間がやってきます。

 何かが終わるということは新しい何かが始まるということでもあります。今年の受験生たちは本当によく頑張っていました。だからこそ最高の終わり方をしてほしいと思っています。何年も何回も経験していますが合格発表の日は気が気じゃありません。当日の発表時刻以降は完全にそれに頭の中が支配されそれのことばかり考えてしまいます。実際に私立の時もそうでした。報告が遅れれば遅れるほど心配になるので、できるだけ早く教えてくれたら助かります。

瓜生翔太


王子公園教室からのお知らせ

【新中1生の平常授業について】
4/3(月)~4/7(金)の期間
4/3(月)より、新年度の平常授業が始まりますが、4/3(月)~4/7(金)の期間は平常授業はなく、春期講習のみの実施となります。
4/10(月)〜
指導曜日は水、金の週2日間、授業時間は19:00~20:45(100分指導)となります。
ご不明な点等ございましたら王子公園教室までお問い合わせください。

【春期講習のお知らせ】
新学年に進級する前に前学年の復習及び新学年の先取り、実力対策などを目的に春期講習を開講いたします。王子公園教室の春期講習の概要については、こちらをご参照ください。

自分を信じて、夢をつかもう!

 学文教室は3月末で閉校になります。長い間いろいろとお世話になりました。今回、皆さんにお伝えしたいのは、「自分の夢を抱いて、あきらめないでほしい」ということです。そんな、大げさなことでなくてもいいので、「小さな目標を持ってそれを達成するためにちょっとしたことを継続してほしい」のです。学習もそうなのですが、スポーツや習い事などでも考えてみてはどうでしょうか。「途中であきらめている人がなんと多いことか」とよく考えています。私事で恐縮なのですが、「授業、へたくそやなあ」「ここの説明の仕方だめだなあ」と自問自答しながら約30年以上続けられました。当然、みなさんのような良い生徒たちに恵まれたからだと思っています。学生の頃、先生になるなんて少しも考えてなかったのに、何かの縁だったのでしょうか。この年齢まで続いているとは。こんな面白い言葉があるのです。「背伸びして視野を広げているうちに、背が伸びることもあり得る。それが人生のおもしろさである。」作家で有名な城山三郎さんの名言です。他にも「大人が1年間ムキになってやれば、たいていのことはりっぱな専門家になります。」おもしろいでしょ。皆さんも何かにチャレンジしたり、何かを継続したりすれば、それなりに身につくことがあると思います。自分の夢に邁進して下さい。恥ずかしながら、この年でも夢や目標を持って歩もうと考えています。当然、計画的に進めていくつもりです。皆さんの夢がかなうことを祈っています。また、どこかで出会った時は、気軽に声をかけて下さい。生き生きとした目で、何かに打ち込んでいることを信じています。本当に学文教室で長い間お世話になりました。ありがとうございました。

教室長 池田良哉


学文教室からのお知らせ

【学文教室 3月度平常授業】

2/27(月)~3/24(金)

【感染症対策】

引き続き感染症対策に、ご協力お願い致します。

※長い間、皆様にご愛顧頂いてまいりましたが、諸般の事情により3/24(金)をもちまして、学文教室は、閉校になります。皆様の長年にわたるご厚情に心から感謝申し上げますと共に、突然の閉校でご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げる次第でございます。略儀ではございますが、この文面にて閉校のお詫びとご挨拶を申し上げます。皆様の今後のご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げます。

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