インフィニティだより Vol.231|2022年10月

 

Vol.231 2022年10月号

■ 授業スケジュール(2022年10月度)

■ 教えて!友田先生!「評論文の読み方」

■ 六甲本部教室「なぜ今から月を目指すのか?」

■ 鷹匠中マスター教室「成績が伸びる方法を教えます。」

■ 長峰中マスター教室「物語文を解くということ」

■ 王子公園教室「出来れば会いたくない存在

■ 浜脇中マスター教室「たくさんの行事、その先のテストに向けて」

■ 学文教室「リスキリングの重要性」

1(土) 休校日
上野中テスト対策ウィーク 〜10/5(水)
浜脇中テスト対策ウィーク 〜10/6(木)
学文中テスト対策ウィーク 〜10/6(木)
鳴尾中テスト対策ウィーク 〜10/6(木)

2(日) 休校日
3(月)  
4(火)  
5(水)  
6(木)  
7(金)  
8(土) 休校日
9(日) 休校日
英検 2022年度第2回|六甲本部教室
10(月)  
11(火)  
12(水)  
13(木)  
14(金)  
15(土) 休校日
土曜特訓|六甲本部教室、学文教室
16(日) 休校日
兵庫Vもし 2022年度第1回|公開会場(中3生対象)
17(月)  
18(火)  
19(水)  
20(木)  
21(金) 10月度授業終了
22(土) 休校日
土曜特訓|学文教室
23(日) 休校日
24(月) 11月度授業開始
25(火)  
26(水)  
27(木)  
28(金)  
29(土) 休校日
土曜特訓|六甲本部教室
30(日) 休校日
31(月)  

2022年度(2022年4月~2023年3月)の年間スケジュールはこちらからご確認いただけます。

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評論文の読み方

 

 兵庫県の公立高校入試の国語は、とにかく読まなければいけない文字数が多いのが特徴です。特に大問5番の評論文は文章量も多く、一番配点も高くなっているので、確実に得点源にしたいところなのですが、大問1番から順番に解いていくと大問5番にたどり着いた時には、もう時間が無い…なんてことも珍しくありません。そこで、今回のおたよりでは、評論文の解き方をアドバイスしていきたいと思います。

ポイント1 「しかし」「だが」の後に主張がくる!

 評論文は、筆者が主張したいことが書かれている文章です。筆者は、みんなが今まで考えていたことや知っていたことが実は間違えていて、本当は○○なんだよって主張したくて文章を書いています。ちなみに、このみんなが今まで考えていたことや知っていたことを一般論と言います。そのため、文章の中では「一般論VS筆者の主張」の戦いが繰り広げられていきます。例えば、「みんなは○○だと思っている。でもね、本当は××なんだよ。」といった感じですね。この文章の「でもね」にあたる部分を逆接の接続詞と言い、評論文では「しかし」「だが」などの言葉にあたります。この言葉が出てきたら要注意です!この言葉の後には、筆者の主張が来るので、すかさず線を引きましょう。ほとんどの問題は、筆者の主張が何かを聞く問題なので、この線を引いたところが答えになる可能性は高くなります。

ポイント2 筆者の主張は繰り返される!

 大事なことって、何度も繰り返し言いませんか?お母さんに何度も同じことを言われて、しつこいなって思ったことありませんか?これと同じことが評論文でもあります。 筆者は、読者に理解してもらうために、何度も繰り返し同じ内容を主張します。ただし、ずっと同じ言葉や表現を使うとくどくなるので、内容は変えずに言葉や表現を変えて繰り返しています。A=B=Cみたいに、ずっとイコールでつないでいくイメージです。
 文章が難しくて理解できない時でも、同じことを言ってるはずと考えられればなんとなくでも読み進められるようになります。

 今回のおたよりではこの辺までにしておきますが、国語の読み方にはコツがいります。闇雲に本を読んでいるだけでは国語の点数につながりません。まずは正しい評論文の読み方を覚えて、それを練習していくことが大切です。我流で何度も読むのではなく、まずは評論文の読み方を勉強してみてはどうでしょうか。

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なぜ今から月を目指すのか?

 

 アポロ計画以来の人類の月面着陸を目指す「アルテミス計画」の第1段階となる「アルテミス1」ですが、様々なトラブルで延期されていた打ち上げが9月27日(日本時間28日)に予定されています。月に着陸することが目的だったアポロ計画とは違って、アルテミス計画では有人火星着陸を実現するための能力を培うことを目的としており、それに向けて月面で水などの資源を開発することが目的です。水素製造装置を月に持ち込み、太陽光熱を使って月の砂の中に存在する水資源を昇華させて水を採取する「サーマルマイニング」を行うそうです。これが実現すると、安定して月に人が滞在でき、「月面で1000人が暮らし、毎年1万人の旅行客が訪れる」なんてことも実現できるかもしれませんね。今や大手民間企業も宇宙産業に参加しており、宇宙開発事業はこれからどんどん発展していきます。先生が中学生のころは携帯やインターネットなんてなかったのに…、30年くらいで一気に科学技術が発展したなと実感します。実は今回のアルテミス計画は、惑星地質学を専門にする大阪大学の佐伯和人准教授が「大航海時代と産業革命が同時にやってきたといってもよいほどのターニングポイント」だと指摘しているように、多くの人に活躍の場が開かれ、考え方や生活様式を激変させる可能性があります。これから大きく成長していく君たちが、次の時代を作り、人類の未来を切り開いていかなければいけません。そのために今何を学び、どのように活かしていくのかを真剣に考えていかないといけないと思います。

塾長 友田大介


六甲本部教室からのお知らせ

高校受験生対象 土曜特訓

日程|10/15(土)、10/29(土)
時間|13:00〜16:40

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成績が伸びる方法を教えます。

 

「偏差値30の私が偏差値70に!!」とか「学年1位の勉強方法を教えます!!」

みたいな記事(というか、インスタの投稿)を見るのがプチブームでして、やっぱりそういったキャッチーな言葉にすぐに食いついてしまうんですよね。なんか簡単な方法があるのかな?と思って期待して読むんです。

そして「簡単な方法なんてどこにもねーーーーっ」と思うのです。

そういった人たちに共通してみられることは

①目標がはっきりしている

②そのために必要なことが何なのかわかっている

③決まった時間に決めたことを必ず勉強する

④気を紛らわす方法をしっている

です。具体的にいうと、

①○○大学に合格する、〇位に入る など

②文系科目が苦手なので英単語古典単語の勉強量を増やす、理系科目は演習量をつんで差をつける など

③朝起きて7:00から30分間と寝る前の10分は英単語、学校の休み時間に古典単語 など

④疲れたら大学生になった生活を思い浮かべる、場所を変える、科目を変える など

具体的に決まっていて、すべてがルーティンになっています。そして、私も実際にそうやって大学受験の勉強をしていました。

修学旅行から帰ってきて体育祭や音コンやと浮かれポンチな中3生諸君、まずは1週間のルーティンを作りましょう。せめて何曜日になんの科目をやるかくらいは決めてください。

そして1ヶ月はその通りにやってみて下さい。
①の目標がハッキリしている人なら成績に反映されますよ!
ちなみに何をやるか決められない人は一緒に話し合いましょう。

もちろん、中1、2年生も相談してきてくださいね。

さあ、帰って風呂につかりながら顔のリフトアップ体操がんばるぞ!
(何のためにいつやるか具体的に決めてるのに中々続かない、、、ルーティンにするには時間がかかります。最初は意識することが大切ですね。)

教室長 松本飛鳥


鷹匠中マスター教室からのお知らせ

【中3生対象 土曜特訓】

平常授業では学校のテスト対策を、土曜特訓では高校入試対策を行っております。

10月のスケジュールは下記の通りです。

日程|10/15(土)、10/29(土)
時間|13:00〜16:40

【個人面談】

面談会は随時受け付けております。

下記日時より、ご希望の日時をご連絡ください。

曜日|月曜日〜金曜日
時間|①16:00~16:30、②16:30~17:00、③21:45~22:15

また、9月以降は土曜日でも可能な日があります。ご相談ください。

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物語文を解くということ

 

 「国語めっちゃむずかったわ。」

 課題実力テストを受けてきた生徒がこう言いました。全体平均点が40後半ちょっとだったと思います。

 なるほど。普段90点取れるような子も手こずったのかな。

 生徒から問題用紙をもらって、ちょっと読書するつもりで読んでみました。ふむふむ。前半が物語文、後半が評論文。評論文はそれほど難しくない。難解な言葉もなく、主旨も捉えやすい。恐らく、難しかったのは生徒達にとって物語文のほうだったのかもしれない。

 3人の娘を持つ父親とこの世を去る寸前の祖母の話(祖母はその父親から見ると実の母親)でした。祖母の回想シーンを混ぜながら、祖母、つまり実の母親が亡くなる前にしてやれなかったことを後悔する父親と祖母を取り巻く家族達の心情、が描かれていました。(うろ覚え・・・ですが)

 一方、問題では、「傍線部における心情として最も適切なものを次のうちから選べ」のような心情問題が多いこと!確かに、国語の問題なので文章中にヒントはあります。消去法をなど使ったりすると答えにたどり着くようになっています。でも・・・10代前半の子達にとってはそんな話はとっつきにくいだろうなぁ・・・と感じました。

 なんだろう。心情問題というのは言葉から人の気持ちを察する、推測する道徳心を育てる意図が込められているのかもしれない、と、ふと考えたのです。問題を解いている時、攻略テクニック的な解き方よりも、ただ単純に、素直に主人公(父親)の心情を想像しながら解いていた自分がいました。

 問題は母親の最期の前に、母親の好きな花を見せてやれなかった父親の後悔で終わっていたと思います。先生自身がそういう状況になるのはまだ先の話。それでも父親の心情を想像しながら、自分のこれまでの経験、後悔をまさぐりながら解いていました。

 物語文の心情問題は超あるあるパターンですが、ただ「文章読めてるか?主人公の心の動きが読めているか?」という単純な問題ではなく、「君達、これからも実際の生活で人の心を察する機会がたくさん出てくるぞ」というメッセージなような気がします。

 対面だけではなく、文字におけるコミュニケーションも欠かせませんよね。平安時代は和歌でラブレターを送っていました。やがて、時代は進みポケベルからiモードメール、そしては今はLINE・・・メッセージから「あの人は怒ってるのかな?悲しいのかな?」と察したり、逆に「直接言いにくいからLINEで送ろう」と自分の感情を言葉にのせることもあります。文字が生まれた瞬間からそういう「心の察しあい」が起きています。ここで言う「察する」とは相手の本当の言いたいことを予想する、ということではなく喜怒哀楽を思いやる話です。

 現実世界の人間にしろ、物語の中の人間にしろ、心情を読み取るには、まず自分が喜んだり、押し潰されそうな気持ちになったり、色んな経験を積む必要があります。先生もまだまだ勉強中。国語を通して、人生を通して、人に寄り添える人間になってください。国語というのは、本当はそのための練習なのかもしれませんね。

p.s. 自分の原稿を読み返すと、金八先生(知らない人は周りの大人に聞いてみてね)みたいになってて恥ずかしいですね。

司馬隆行


長峰中マスター教室からのお知らせ 

高校受験生対象 土曜特訓

日程|10/15(土)、10/29(土)
時間|13:00〜16:40

実力テスト

10/27(木)

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出来れば会いたくない存在

 

 ようやく夏が終わります。今年も例年通り暑い夏でした。寒がりなのに寒い方が好きな自分としてはこれからどんどん好きな気候になっていき、嬉しい日々が続きます。もう一つ嬉しい理由は涼しくなってくることによって苦手な虫の活動が穏やかになっていき、目にする機会が少なくなることです。彼らが地球にとって生態系にとって大事な存在であることは十分理解しています。でも苦手なものは苦手で、出来るなら一生出会いたくないと思っています。

 一方で虫を苦手としない人はその可能性を大きく評価しているようです。例えば今後人類が直面するであろう食糧不足を解決するのは昆虫食だと聞いたことがあります。最近では理研がゴキブリをサイボーグ化して災害救助など様々な場面で活躍する技術を開発したとのニュースを見ました。人間が入れない瓦礫の下などに生き埋めになった人を捜索するのに彼らの薄いボディとどこにでも入り込める機動力が威力を発揮するそうです。私としては死ぬほど嫌いな存在ですが彼らが持っているポテンシャルは正しく評価する必要があると実感しました。もし今後被災して生き埋めになった場合、ゴキブリサイボーグが目の前に現れたから助かった、ということもあるかもしれませんね。

瓜生翔太


王子公園教室からのお知らせ

【2学期中間テスト対策】

上野中 9/28(水)~10/5(水)
原田中 9/22(木)~9/29(木)

【土曜特訓日程のお知らせ】

今月の土曜特訓の日程は10/15、10/29になります。お間違えの無いように。

 

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たくさんの行事、その先のテストに向けて

 

 小学生のみなさん!10月には、待ちに待った運動会がやってきますね。今年も今は少し涼しくなりましたが、9月の前半はとても暑く練習も大変だったと思います。精一杯頑張って練習の成果を出して楽しい思い出にしてくださいね。

 中学生は体育大会に新人戦などもあり体も疲れて少し休みたい時期ですが、すぐに中間テストやってくるのでのんびりしていられません!1学期は中間テストがなかったので、今年初めての中間テスト。4教科が無い分少し余裕が出て油断してしまいがちですが、気を引き締めて一緒にテスト対策頑張りましょう!

 テスト勉強で一番大切なことは、一通り勉強して終わりにするのではなく、できるようになるまで、覚えられるまで何度も繰り返し学習することです。せっかく勉強したことを忘れてしまってはもったいないですからね!少しでも疑問に思ったことや詰まったところは気軽に聞きに来てくださいね。

 台風が通り過ぎ、涼しくなり夜の寒暖差も激しくなりくれぐれも体調管理には気をつけて元気にすごしていきましょう!

 

植田有哉


浜脇中マスター教室からのお知らせ

【浜脇中 2学期中間テスト対策ウィーク】

9/29(木)〜10/6(木)

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リスキリングの重要性

 

 最近、ネットや雑誌などで「リスキリング(Reskilling)」という言葉を目にすることが増えました。「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために必要なスキルを獲得する/させること」と定義されているようですが、「学び直し」と訳されることが多いようです。注目される理由としては、DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速にあります。これは、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」ということです。私たち教育業界でいえば、タブレットや携帯電話を利用して、映像授業サービスを提供するようなことです。つまり、このような変化に対応するために学習してもらわなければならない。「学びの主体性」が必要になるわけです。よって「独学できる力を高める」ことを意識する必要性が出てきます。高3生ともなると、大学受験の学習において理解できる一面もあるのではないでしょうか。受験勉強で「丸暗記」しかできないようでは、「楽しく、面白く」を自分に植え付けることができません。また、正解があるものだけではなく、正解がないものも先生や師匠に頼ることなく、独力で解決しなければならない場面が出てきます。こういう世界が待ち受けているのです。みなさんは、今その準備期間です。学校や塾で学んでいきながら、やがて自力で問題解決にチャレンジしていくのです。私たち大人もそうですね。お互い、第4次産業革命に備えて学ぶことがたくさんありそうです。切磋琢磨ですね。当然、皆さんのフォローもしながら頑張らせてもらいますね。

教室長 池田良哉


学文教室からのお知らせ

【学文中・鳴尾中 2学期中間テスト対策ウィーク】

9/29(木)〜10/6(木)
※1学期の期末考査から約3か月間ぶりの試験です。侮らず、気持ちを集中して試験に臨みましょう!

【中3生 実力考査】

10/25(火)
※受験校決定に影響する試験です。

【中3生 土曜特訓】

10/15(土)、10/22(土)
13:00~17:00
※第3回実力考査対策になります。過去問題演習と解説を行います。

【高校中間考査】

神戸学院大附属高校 10/4(火)~10/7(金)
西宮今津高校    10/12(水)~10/18(火)
西宮南高校     10/13(木)~10/19(水)
鳴尾高校      10/18(火)~10/21(金)

【感染症対策】

マスク、手洗いやうがい等の感染症対策を継続して行いましょう。

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