【教えて!友田先生】4月から中学校の教科書が改訂されます!

 現在10年に一度の大幅な学習指導要領の改訂が行われています。その目的は社会の変化や技術の進歩への適切な対応です。IT技術の進歩、グローバル化、科学技術の発展に伴う倫理的問題、持続可能な社会への移行。近年の社会の変化にあわせて子供たちは「考え方や文化の異なる人々ともコミュニケーションができる力」や「正解がない課題の答えを見つける力」を身に付けていかなければいけません。そこで重視されるのが「思考力・判断力・表現力」の育成や主体的な学びです。これらの目標達成のためにさまざまな教科書の改訂が行われているのです。この教科書改訂は段階的に行われており、2020年は小学校、2021年は中学校、2022年からは1年ごとに高校1年生から高校3年生まで改訂が行われ2025年に大学入学共通テストが本格実施される予定です。

 そこで気になるのが、今年行われる中学校の教科書改訂です。中学校の教科書が変われば、学校の授業や内申点の評価ポイントも変わりますし、もちろん入試問題の傾向も変わります。何も考えずに今までと同じようにやっていたら成績が下がってしまったなんてことになりかねません。何が変わるのかのポイントを押さえて、その対策をしていきましょう。

 新しい教科書で一番大きく変わるのは、英語です。新学習指導要領では中学卒業段階で今までは英検3級を目標としていたのに対して、英検3級から英検準2級の習熟度を目標となります。そのため、今まで高校で学習していた仮定法や現在完了進行形、原型不定詞や感嘆文などの難しい単元が中学校の教科書に加わることになり、教科書のページ数が増加します。さらに従来までは1200語程度だった英単語が、小中合わせて2200語から2500語と倍増になります。かなりの学習量の増加になるのですが、英語の授業時間数は今までと変わらないので、単純に授業スピードが早くなり、宿題の量が増えることが予想されます。また、4技能5領域[聞く・読む・書く・話す(やり取り・発表)]の強化もされているので英語での発表など「即興力」を身に付けることも求められます。正直に言ってこれからの学習量がどれだけ増えていくのかは実際に始まってみないことにはわかりませんが、現段階で学校の授業についていけない人は早急に復習を、未だに家庭での学習習慣が無い人は学習の習慣化を行ってください。今年の春に行われる教科書改訂は今までの常識を大きく変えるものになりそうです。今からその準備をしていくようにしましょう。