玄関一杯に広げられると困るけど…

ぼくは、戦国から江戸時代初期の甲冑に夢中です。

甲冑のことを考えるだけで わくわくします。

きっかけは自分だけの「甲冑図かん」作りでした。

図かんを作るう ちに、甲冑は時代によっても武将によっても全くちがうことに気づいたのです。

そ こで甲冑について調べようと考えました。

でも子ども向けの本は少なくて、大人向 けの本を図書館で何冊もかりて調べました。

そしたら本物を見てみたくなり、近く の博物館へ行きました。

さらに三重やぎふ、しが県など遠くの博物館にもお母さん と行き、いろんな武将の甲冑を見て勉強しました。

今は家の玄関で「甲冑資料館」を 開き、ぼくが段ボールで作った甲冑や合戦図を展示しています。

お客さんはまだ一 人です。

お母さんはじゃまだと言います。

でも、甲冑のかっこよさを知ってもらうた めに続けていきたいです

 

 

こちらは新聞の投書欄に掲載された 9 歳の小学生の文 章ですが、好きな物への好奇心、情熱がとても伝わってきます。こんな思いを大切に してあげたいものです。

熱中しすぎて電柱に頭ぶつけたらプロ級

新年度の始まりを控えて、なんとはなく表情に新しい緊張感を浮かべる生徒たち。

学年が上がる前にここだけは、と授業はなくても教室に来て苦手教科のプリントを前に自習に励む子もいます。

気持ちも改まるせっかくのこの時期なので新学年からぜひトライして欲しいこと、それは「思い出し」です。

その日の学校の授業内容をとにかくその日のうちに一度は思い出してください。

間違えたこの練習問題のここが難しかった、あの問題はこうやったらうまく解けた、先生がここはめっちゃ大事だぞって言ってた、先生のギャグが滑ったあのときはこの説明してるときだっ
た、などなど、1 限目から最後の授業までその日のうちならなにかしら思い出せることはあるはず。

お風呂に入りながらでも何をしながらでも構いません、3 分でも5分でもいいから頭に思い浮かべてみてください。

たったそれだけのことで消えそうになっていた記憶が呼び戻されてあなたの頭に刻み込まれます。

あとでゼロからやり直すよりずっと楽なはず。

 

教室長:古田芳郎

100 冊全部読めるかな

ながいながい骨の旅

ざんねんないきもの事典

世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え

寿命図鑑

雪は天からの手紙

ドーキンス博士が教える「世界の秘密」

子供が体験するべき50 の危険なこと

雑草のくらし

フィボナッチ:自然の中にかくれた数を見つけた人

道具と機械:てこからコンピュータまで

ぼくが宇宙人をさがす理由

 

さてこれらは何でしょうか。理化学研究所と株式会社編集工学研究所が開催している科学の面白さ、深さ、広さを伝えるための「科学道100 冊フェア(ジュニア版)」に選ばれた本の名前の一部です。こちらのホームページ(https://kagakudo100.jp/)から100 冊の一覧が表紙付きで見られます。

100 冊の名前と表紙を見ているだけでもどんな内容なんだろうとわくわくしてきます。大人版には「悪癖の科学」だなんて読むのに少々勇気のいるタイトルも…。

 

お正月のお年玉、無駄使いせずにこんな本を買って読んでみてほしいなあ。図書館でも見つけることができる本は多そうです。その場合無論お年玉は貯金笑

 

教室長:古田芳郎

読書の秋です

ベネッセが高校生~社会人約3,000 人を対象に行った「現代人の語彙に関する調査」では、①読書と語彙力との関係については、「幅広いジャンルの読書をする人のほうが語彙力がより高く、特にノンフィクションを好んで読む人が高い、②「文章を読むときに細部より先に大枠をつかむことができる」「筆者の意見と事実とを区別して読むことができる」「筆者の主張を裏付ける理由や根拠に気をつけて読むことができる」などの論理的思考力(※自己評価回答)、に関しては、語彙力が「高い」グループと「低い」グループとでは、高校生で44.0 ポイント、大学生で38.6 ポイントと大きな差があった、とのことです。

読書などを通じて獲得した語彙数が多いほど、また様々な分野の本に興味を示し、読書量が増えることで文章の論理構成に慣れて把握がしやすくなるということでしょうか。

最近、生徒たちが休憩時間に教室に置いてある本を開く姿をよく目にするようになりました。

また興味を持ってもらえるような本を仕入れとこうかな…。

 

長峰中マスター教室 教室長:古田芳郎

「なぜ勉強しなきゃいけないの」

大人になるにつれ世界がそれまで教えられてきたような、優しく親切な場所ではないと気づき始めます。大人になる過程は興味深いものです。我々は理解できないまま良からぬ現実を知るものです。私たちは「死」を理解する前に死を知ることになりますよね。「悪」も同じです。世界にはびこる悪について理解できるようになる前にその存在を知るわけです。人は物事を理解すると同時に理解していない状態でそれを学んでいるのです。しかし心の底から理解してはいない。「死」や「悪」に関して口先だけであまり理解していません。大人になることは自分の至らぬ点を認め自身を赦すことです。現実には人生は困難だがそれでも折り合いをつけることを学ぶべきなのです。とはいえ自分自身に完璧を求めてはいけません。自身の至らない点を受け入れる術を学ぶこと、それが大人になる上で重要なのです。

 

 

もう6年前の放送ですが、ETV特集「カズオ・イシグロをさがして」より。

 

 

答えの一つにはなっているかも。

 

長峰中マスター教室 教室長:古田芳郎

電磁誘導なかなかやりよる

先日読んだ新聞記事から。

地球全体は一つの巨大な磁石になっていますが、なぜその磁場(地磁気)が発生するのかというお話。

地球の構造は中心から順に主成分が鉄の固体コア・液体コア、岩石などで構成される下部マントル・上部マントルとなっています。

固体コアと液体コアの境界では高圧により液体鉄の一部が固体化し固体コア周辺に集まるため、液体コアの成分に濃度差が生じ対流が発生します。

この対流がコイルの役割を果たし、電流が流れて磁界が発生します。

コイル?磁界?中3生の諸君は気づきましたね?そう「電磁誘導」と同じ仕組みです。

さてこの磁場、地球上の生物を有害な太陽風や宇宙放射線などから守る働きもあるのですが、35億年前には存在したと確認はされているものの、固体コアができたのは約7~13億年前とのことでそれ以前の磁場発生のメカニズムは不明とされていました。

しかし近時、液体コアに含まれる二酸化ケイ素の結晶化によっても同様の対流…字数が。

 

あとは教室で記事を読んでね。

 

長峰中マスター教室 教室長:古田芳郎

英語にも音と訓がある?

漢字には音と訓の読みがありますが、これらは中国(漢や呉)から漢字を輸入した 際の中国での読み方と、それ以前から日本にあった大和(やまと)言葉をあてた読み 方というのは皆さん習っていると思います。

「山」を「サン」と「やま」と読むのがそれ ですね。

さて、英語にもこの音訓に似たような違いがあるって知ってました?

英語 は 12 世紀と 16 世紀に大きな波に洗われます。

ノルマン征服とルネサンスです。

前者ではフランス語、後者ではラテン語の言葉たちが英語に流入します。

The fight was brought to an end. と The conflict was terminated. はどちらも「戦いは終 わった」という意味ですが、二つの文を比べると前の文より後ろの文の方が堅い気 がしませんか。

前の文は古来からあった英語、後ろの文は流入したラテン語由来の 言葉が使われています。

日本語でも「戦いは終わった」と漢語を使った「紛争は終結 した」とでは文の堅苦しさが違いますよね。

異なる言語でも似たような感覚が生ま れるのって何か不思議。

 

長峰中マスター教室 教室長:古田芳郎

時空を超えた旅

神戸市立博物館で開催されている古代ギリシャ展を先般観に行ってきました。

紀元前 4000 ~ 3000 年頃の人をかたどった像から始まり帝政ローマ期に至る まで、さまざまな彫刻や手工芸品などの展示がされていました。

全 325 点の展 示物の 9 割以上は日本初公開とのこと。

地元岡山にもオリエント美術館があり、 古代の遺物を見に足しげく通っていたのですが、今回はどれだけ見ても飽きず、 実は時間が足りなくなってその日は後半の展示まで観ることができませんでし た。

歴史や地理になかなか食指の動かない中学生もこんな展覧会に足を運べば 興味が湧くかなあなどと思いつつ帰りがけに案内のパンフレットをもらい、早 速教室の一番目立つ場所に貼ってみました。

4月初めまでの開催期間なので、 近々見残した後半部を観に行くつもりですが、教室で参加者を募ってツアーで も組もうかな。

緻密なわざや造形の見事さは興味はなくとも観て損はないはず。

 

そうだ、ギリシャ神話の本でも書架にそれとなく置いてみよう…。

 

長峰中マスター教室 教室長:古田芳郎

大学入試も色々変わりますね

 

以前から推薦入試・AO入試では出願資格が英検準2級以上という外部の英 語検定が利用されていましたが、近年ではセンター試験に代わる新しい「共通 テスト」でも英語試験として外部検定の利用が検討されたり、各大学の一般入 試でその利用が急増しています。

入試本番前にあらかじめ外部検定を取得して おくことが、新しい大学入試のスタイルとして広がっていくと予想されていま す。

旺文社の教育情報センターの調査では、2017 年度は全 764 大学中、推薦・ AOで 41%(314 大学)、一般入試で 14%(110 大学)が入試に外部検定を 利用しているとのこと。

求められる英語レベルを見ると、推薦・AOは国が高 校卒業時の目標として定める英検準2~2級程度が 82.1%、準1級が 10.7%。 一般入試では、英検準2~2級が 64.4%、準1級が 33.5%。一般入試の方が 求められる英語レベルは高めです。

また、国立大学と難関私立大学は準1級レ ベルが多いようです。

一発勝負の入試より何度も受けられる検定の方が気が楽?

長峰中マスター教室 教室長:古田芳郎

実世界への関心の強さが読解力の差を生む。

 

 

国立情報学研究所の調査では、文章と図表から成る初見のドキュメントを、 人がどのように読解するかについて、次のようなプロセスが含まれると考えら れています。

(11 項目の内 1 ~ 4 までを抜粋)

1. 文節に正しく区切る。(例: 私は学校に行く。→私は / 学校に / 行く。)

2. 係り受けの構造を正しく認識する。 (例:美しい水車小屋の乙女。→美しいのは「乙女」である)

3. 述語項構造や接 続詞を正しく解析する。(「誰が」「何を」「どうした」のような構造を正しく認 識する)

4. 照応関係を正しく認識する。(例:私はハンカチを落とした。それ を彼は拾った。→「それ」は「ハンカチ」である)

 

ここまでだけでも日常生活で の経験や伝聞、学校における学びから得られる範囲の知識および常識が前提と なります。

(例:私は岡田と広島に行く / 私は岡山と広島に行く の 2 文の意味認識には岡山と広島が県名であること、岡田という言葉が苗字である蓋然性 の高さを「知っている」ことが必要)

 

自分の周りの「世界への関心」が重要です。

長峰中マスター教室 教室長:古田芳郎