遠い夏

 

今年で戦後70年。

その5/7も生きてるぜ、1を超えることはないけれど生きてる限りじわじわと1に近づくんだな、と今更ながら驚く。

幼いころはまだごく身近に戦地帰りの人がたくさんいて、軍帽を被った傷痍軍人が街角に座っていたりもした。

祖父の家の屋根裏を探検してたら軍用銃が出てきたり、満州からの引揚者だった母が中国残留孤児帰国のニュースを見ては涙を流していたり、なにかしら爪痕を感じていたけれど、もはやそれらも遠い昔のことになった。

祖父母や父母の話を複雑な思いで、でも実感も湧かぬまま聞いていた高度経済成長以降に生まれた私以上に、今の子供達には戦中戦後のあれこれは絵空事のように聞こえるのだろうか。

幸いこの70年はそんな記憶を新たにすることもなかったけれど、教室で無邪気に笑う子供たちにとっても、歴史の教科書で習うだけのもの、であってほしいと願う。

 

8月17日 月曜日 長峰中マスター教室 古田 芳郎

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