中学受験、合格の秘訣は親が過保護にしないこと

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こんにちは、中学受験部門長の田中健裕です。インフィニティ 中学受験部門が設立されてからずっと、中学受験生の指導にあたっています。これまでの、指導経験の中で感じたことを今日は少しお話したいと思います。

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~保護者様が過保護になりすぎると中学受験はうまくいかない、、、

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 中学受験は「保護者、本人、塾」の3者がそれぞれの役割をしっかりと果たさないといけないとよく言われますが、保護者様が過保護になりすぎると、中学受験はうまくいかないように私は日々実感しています。保護者様がお子さまの志望校・学習方法などを決めすぎてはいませんか?毎日一緒にいるとお子さまの成長になかなかお気づきになられないかもしれませんが、小学生といえども、機会さえ与えてあげれば、自分の力で考えて、行動することができます。

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~自分で計画を立てて、行動をしているということ

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 では、実際に子どもたちにそのようなことができるのでしょうか?「計画」を例に挙げて、私の実体験を少しお話をしましょう。中学受験は、高校受験や大学受験に比べ、比較的長い期間受験勉強に取り組むことになります。早い子であれば一年生の頃から、中学受験を目指して勉強を始めます。そこで大切になってくるのは、「計画」です。それも、受験までの長期計画、半年から一年間単位の中期計画、そして一週間~一ヶ月程度の短期計画にわけることができます。その中で、私は子どもたち一人ひとりの長期計画と中期計画をしっかりと頭に入れた上で、短期計画に関しては子どもたちに任せています。例えば、私は月の初めに「今月はテキストの第3回から第6回まで進めるゾ」と子どもたちに伝えます。そうすると、子どもたちは自分なりに「明日までに第5回を終わらせておこう!」とか、「この単元は難しそうだから、2週間かけて取り組もう」とか考えます。私は子どもたちに自学自習をする時間を授業終了後取らせていますが、自分の立てた計画より遅れていたりすると、「今日は少し長めに居残りをして第6回までは終わらせよう。」と考えて勉強します。ここで大切なことは自分で計画を立てて、行動をしているということです。もちろん、最初からみんながこのように計画を立てて行動できるわけではありません。最初のうちは、一ヶ月分の課題をためてしまうこともあります。そこで、「次からは土曜日に理科と社会、日曜日には国語の意味調べをしなさい!」と言ってしまいたくなるところですが、そうせずに「一度一ヶ月の計画を立ててごらん。」と話をします。そして、子どもが立てた計画を見ながら少しずつ助言をしてあげるようにしています。要は、その時に、しっかりと子どもと向き合って話をしてあげること、できるようになるまで、あきらめずにサポートしてあげることが大切だと思っております。

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~私は、オーケストラの指揮者で、子どもたちは、プレイヤーです

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 長期計画を管理する私は、オーケストラの指揮者で、子どもたちは、プレイヤーです。どういうことかと言いますと、実際に勉強するのは子どもたちです。塾の先生でも、保護者のみなさまでもありませんよね。そして、私は常に、子どもたちが何を勉強しているのか、どのように勉強しているのか、そしてどれくらいの理解をしているのかを注意深く観察しています。また、カリキュラムや日々の指導内容を私が一人で管理していますので、科目間のバランスなどにも気を使うことができます。もちろん、演奏会は入試本番です。それまでに、最高の演奏ができるよう、子どもたちと一緒に試行錯誤していきます。時には声を荒げて、子どもたちを叱咤激励するときもありますし、休憩時間には、子どもたちと一緒になって楽しいひと時を過ごすこともあります。子どもたちを一人の人間として尊重し、ある意味では対等にぶつかりあうようにしています。つまり、私は子どもたちがしっかりと受験に向かって、自分の頭で考え、自分の足で進んでいけるようにサポートすることに尽力をつくしています。ただし、子どもたちにとっては中学受験は初めてのイベントですから、中学受験をよく知り尽くした私がしっかりと案内役を務めていないと子どもたちは道に迷ってしまいます。自分で考えて行動した結果、少しくらいは道に迷ってしまったとしても、それは、子どもたちにとってはよい経験になりますし、自分の考えの間違いを考え直す機会になります。 

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~私の仕事は激励だけ

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 このように子どもたちに自分で計画を立てさせ、行動することは中学生・高校生になった時に非常に役に立ちます。と言いますのも、うれしいことに、中学受験に合格した後も、続けて私のもとに通塾してくれているお子さまがたくさんいます。その子たちが、定期テストや課題テスト、また大学受験などに向かって計画を立ててがんばってくれています。少なくとも、テスト前に何をしたらいいのかわからない、というような状況にはなっていません。私は、その「計画」に沿って子どもたちの疑問点を解決してあげているにすぎません。そして、大学受験をする頃には、自分で疑問を解決するすべを身につけてしまい、私の仕事は激励だけになってしまいます。さびしいですが、子どもたちの成長を感じて、うれしく思います。

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2008年11月6日 | カテゴリー : 中学受験 | 投稿者 : スタッフ